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バッチ博士は、レメディを選ぶ余裕がないような緊急時のために、38種のレメディの中から5種のレメディを選択し、それらを組み合わせて、あらかじめ混合したレメディを作り、「レスキューレメディ」(Rescue Remedy)と名づけました。
レスキューレメディは、バッチフラワーレメディの中では中心的な存在で、日本国内や海外で最も多く使われています。
■レスキューレメディの誕生
バッチ博士は、1933年の冬から翌年の春にかけてイギリスのクローマーで過ごし、患者の治療を行いながら新しいフラワーレメディの成分について、いっそう理解を深めて行きました。そしてこの年に、バッチ博士は事故やショック、失神、激痛、恐怖、パニックなどの緊急事態に対応するために、3種のレメディを混合して「レスキューレメディ」(Rescue Remedy)と名づけ、いつもポケットに入れて持ち歩きました。
レスキューレメディに使われたのは、ロックローズ、クレマチス、インパチエンスの3種のレメディです。ロックローズは、緊急事態(パニックや恐怖に陥っている時)に対応するものです。クレマチスは失神したり昏睡状態に陥った時に対応するものです。インパチエンスは、強い緊張感が起こった時に対応するものです。後に2種のレメディ(スターオブベツレヘム、チェリープラム)が加わりますが、この3種の混合レメディは他に手の施しようがないような緊急時に、素晴らしい効果を発揮しました。
ある嵐の日、難破した船の柱に長時間しがみついていた船員が救命ボートで救助されましたが、この船員は口から泡を吹き、凍死する寸前で絶望的な状態にありました。この船員が近くの民家に運ばれようとした時、たまたま通りがかったバッチ博士は、この船員の口の中にレスキューレメディを何度も含ませました。すると船員は、衣服を脱がされて毛布に包まれる前に自分で起き上がり、正気に戻って、タバコを1本くれるように求めました。それから病院に運ばれましたが、数日後には完全に回復しました。 |
| (ノラ・ウィークス著『心を癒す花の療法』中央アート出版社p.171-172) |
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■レスキューレメディの内容
レスキューレメディは、次の5種類のレメディの組み合わせによって作られています。それぞれのレメディの作用により不安や恐怖が和らいだり、落ち着きや自信を取り戻したり、さまざまな鎮静効果が即効的に表われます。
| スターオブベツレヘム |
緊急時のショックやトラウマ(精神的外傷) |
| ロックローズ |
恐怖やパニック |
| インパチエンス |
精神的ストレスや緊張、興奮状態、イライラして気持ちが焦っている時 |
| チェリープラム |
自分自身をコントロールできない時、自制心を失ってヒステリックな時 |
| クレマチス |
意識がぼんやりして気が遠のく状態、意識を失った時 |
■レスキューレメディの対象
レスキューレメディは、次に挙げるような緊急時や、強いストレスがかかった時などに使います。
◎事故にあった時、負傷や火傷をした時など、恐怖によるショックやパニック状態。
◎何かの出来事による悲しみや心配事で、過度の精神的なストレスがかかった状態。
◎過度の精神的または肉体的なストレスによって、意識がぼんやりして気が遠のくような状態。
(具体例)
・事故にあったり、負傷や火傷をした時。
・歯科など、恐怖を伴う治療を受ける時。
・手術の前後や、救急車を待っている時。
・試験や面接を受ける時、人前でスピーチをする時。
・仕事で強いストレスがかかっている時や、イライラしたり焦っている時。
・悪い知らせや、親しい人の訃報を聞いた時。
・飛行機に乗る時。
■レスキューレメディの使い方 レスキューレメディのストックボトル(原液)から4滴、直接口にたらしたり、コップ1杯の水や、他の飲み物に入れて状態が改善されるまでゆっくりと飲みます。最初は頻繁に、そして気分が落ち着いてくるに従い、間隔を空けて飲みます。
意識を失っていたり非常に衰弱している人、あるいは発作を起こしている人など、口から飲むことができない状況では、水で薄めた原液を、唇、舌、歯茎などに湿らせたり、脈のわかる部分(こめかみ、手首など)に擦り込んだり、耳の後ろ、胃やお腹のあたり、足の裏など、体のデリケートな部位に塗ったりすることによって、体内に吸収させることができます。
レスキューレメディは、外傷にも使うことができます。例えば、原液を薄めた水で患部を浸したり、優しく洗浄したり、湿布に含ませて患部に貼ることによって、鎮静効果を高め、治癒のプロセスを補助します。
■レスキュークリーム バッチ博士と一緒に研究を深めていたノラ・ウィークスは、『レスキューレメディを肌に塗りやすくする』という目的で「レスキュークリーム」(Rescue Cream)を作りました。これは、レスキューレメディに使われている5種類のレメディに浄化作用のあるレメディ(クラブアップル)を加えた外用クリームです。
切り傷、擦り傷、打ち身、捻挫、腫れ、軽度の火傷、虫さされ、かゆみ、吹き出物、蕁麻疹や湿疹などの皮膚トラブル、肩こりや筋肉の痛み、手や唇の乾燥やひび割れなど、さまざまな肌のトラブルに対応します。
レスキュークリームの使い方は、チューブから適量を取って、皮膚(患部)に直接すりこむように塗ります。
〔補足〕
◎レスキューレメディは、いつもカバンの中などに携帯しておくと安心です。
◎レスキューレメディは、緊急時の危機的な状態を和らげる目的で使うものであり、常用するレメディではありません。
◎レスキューレメディは、動物や植物に使うことができます。
〔注意〕
◎レスキューレメディは応急処置として使うものであり、医学的な治療に代替するものではありません。 |
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